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駒の初期配置

駒箱から駒を取り出したら、まず所定の場所に駒をそれぞれ配置します。

図のように並べます。王(王将)と玉(玉将)と2つの駒がありますが、どちらも同じ働きの駒です。一応、強い人が王(王将)を使うことになっていますが、とくに気にする必要はないでしょう。

それぞれの駒の動きと、成った場合の駒の動き、さらに「成る」というルールについては、上部メニューの「駒の動き」をご覧ください。

将棋の進め方

将棋はお互い1手づつ交互に指します。パスはできません。自分の順番(=手番)の時は必ず何か駒を一つ動かさなければいけないルールです。

まず初めに先手か後手かを決めます。最初に指す人が先手、後に指す人が後手です。正式には振り駒という形式で、先手か後手かを決めますが、じゃんけんかその場の雰囲気で決めて問題ありません。どちらかの王様が捕獲されれば、そこでゲームの終了です。

駒を取る、使う

駒を動かしたとき、そこに相手の駒がある場合は取ることができます。この取った駒は「持ち駒」になり、自分の戦力として使うことができます。

図の場合、先手は相手の銀を入手しています。次の手番以降、先手は持ち駒の銀を好きなところに使うことができます。あくまで例なので、こんなに上手く進むことはなかなかありませんが、持ち駒を増やせば戦力は格段にアップします。

勝ち負け

相手の王様を取れば取った側の勝ちになります。ただし厳密には、王手がかかった際に、どこにも逃げる場所がない状況になった時点で勝敗が決まります。またそれ以外にも、勝つ見込みがないと自分自身で判断したとき、自分から「あ、負けました」と宣告すればそこで終了です。

左図は「頭金」と呼ばれる形で後手の王様を討ち取った局面です。次に△4一玉、△4二玉、△6一玉、△6二玉と動かすのは、5二の金に取られてしまいます。さらに、△5二玉と金を取るのも、後ろにいる銀によって王様が取られてしまいます。従って、左図の王様は、すでに身動きの取れない状況になっていて、この時点で先手の勝ちが決まります。将棋用語では、これを「詰む」または「詰み」と表現します。

注意点として、右図の場合は△4一玉、△4二玉、△6一玉、△6二玉には動かせませんが、△5二玉と先手の金を取ることができます。左図のように、金を取られたとき、取り返す駒がないといけません。



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