王手は追う手
玉を寄せるとき、王手の連続で詰ましにいくのは逃がしてしまうこともよくあるので、気をつけましょうという格言。
図では金や銀が何枚あっても王様を捕まえきることはできません。この場合は左図のところで▲8二金と打ち、逃げ道をふさぐのが賢い寄せかたです。
王は下段に落とせ
基本的に駒は前に進むように作られていますから、王様は下段に落とした方が寄せやすいという意味です。
四枚の攻めは切れない
単機の攻めは相手に受けきられてしまうことがよくありますが、四枚の攻めなら安心だという格言です。逆に三枚以下の攻めのときは、色々なテクニックを駆使して攻略する必要があります。
王飛接近すべからず
飛車は王様と接近していると何かと都合が悪いという意味。また、大駒は王様を守る駒としては、金や銀よりも劣るということも心得ておきましょう。
守り駒として働く場合は飛車や角の長所である、長距離の移動はあまり活きてきません。3×3マスの範囲で見ると、金は6箇所、銀は5箇所動けるのに対し、飛車と角は4箇所となります。
両取り逃げるべからず
量取りといっても同時に駒を2枚取られるわけではないので、適当な受けがないときは他の手を指したほうが良いという格言。